No.4 SPver~七夕~

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*彦星side* 昨日の厚い雲は、どこかへ消え 空は綺麗な青色だ。 「良かった…」 ほっと肩を撫で下ろす。 自然とため息が出た。 今日は、7月7日。 一年ぶりに、織り姫に逢える。 一ヶ月は前から 楽しみで楽しみで、仕方がなかった。 俺は、座布団に座り 織り姫とのことを考える。 あれはもう五年前のことだ。 織り姫の父、天帝は 牛飼いの俺のところに来て 織り姫との見合いを持ち込んだ。 牛飼いの俺のところに、天帝が来ただけでもびっくりなのに そのうえ娘と見合いをしてくれないか…なんて 開いた口が塞がらなかった。
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