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「冷たい涙を流すときは、俺の側に居る時にしろよ。お前の涙を拭くのは、俺の役目なんだから。」
ゴメンね…アナタの言葉を忘れるなんてワタシ…莫迦だね。
約束…破ってゴメンね?
今、ひとりで泣いてるの…。
久し振りに感じる。
ワタシの目から落ちる
心に降り注ぐ冷たい雨の雫…
その冷たさを…。
ワタシの心から、ゆっくりと奪っていく。
アナタがくれた暖かさを。
でも、全ての温もりを失う前に思い出せた。
アナタとの約束を。
もう破ったりしないよ。
今度は、アナタの…その腕の中で泣かせてね?
約束だよ?
~fin~
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