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となりを歩きながら話しかけてきたのは俺の唯一の友人
友野だ
背は俺よりも少し低く華奢な体つきで1つ下の学年に間違われることが多々ある
顔は小さくまん丸で目は糸のように細い
そのせいか、いつも笑っている様に見えて人懐っこい雰囲気を醸し出している 友野は実際に人懐っこい性格でクラスでは人気者であり友達が多い-俺が知っているだけでも100人近くいて数少ない「友達100人できるかな?」達成者だ-そんな友野だから俺も友達になれたのだろう
中学に入ってからも俺はなかなか友達を作れなかった、小学校とは別の地区の中学に入ったので小学生の時俺のことをイジメていた奴らからは解放されたが、6年間まともな人間関係を作れなかった俺はクラスメートに話しかけることが怖く、毎日机に突っ伏してすごしていた
そんな俺に話しかけてきてくれたのが友野だった
毎日ウジウジしていた俺にかけた友野の第一声が
「なあ、俺さ、最近残尿が酷いんだけど、どうしたら良いと思う?」
だった
いきなりクラスメートに話しかけられただけでいっぱいいっぱいになっていた俺に初対面でわけの分からない相談をされ、俺は思わず教室から逃げ出していた
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