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「俺は普通の中学生らしく友達と一緒に帰るから、頼む頼むからおとなしく帰ってくれ」
「いや、だけど……」
「マジで頼む!!もうほっといてくれ、」
「なあ、友野からも兄貴にどうにか言ってくれよ」
「だけど…友野くんもういないぞ?」
「え?」
友野がいた方に振り返るとさっきまでそこにいたはずの友野はいなくなっていた、代わりにそこには手のひらサイズのメモ用紙が一枚捨て置かれていた
俺はそれを拾い、そこに書かれている内容を読んでみた
<なんか、兄弟水入らずを邪魔しちゃ悪いからさ、俺は先に帰るよ。お前はにぃちゃんと仲良く帰ってくれ。それに俺、早く帰って水戸黄門見なきゃいけないんだ。じゃあな、また明日!!PS最近は残尿も減ってきてトイレに行くのが苦じゃなくなりました。>
「良い友達をもったな」
俺の後ろからメモを覗き込んでいた兄貴が嬉しそうに言う
「っ!!?!!?!?……?」
俺は友に裏切られたショックで言葉が上手くでない
俺よ、落ち着け とりあえず深く深呼吸してみようそして落ち着いたら何が起きたのか冷静に判断し、今1番声に出すべき言葉を探すんだ
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