真夜中の敵襲

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 私は、 「一般人を撃ってしまいました。マイヤー少尉、私はとんでもないことを……。」  とマイヤー少尉に言うと、マイヤー少尉は、当直の兵士とその死体を見て、こう言った。 「こいつは、パルチザンだ。」  私が驚き、 「パルチザン??」  と聞くと、マイヤー少尉は 「そうだ、パルチザンと言って一種のゲリラだ。普段は一般人と同じように生活しているが、夜になると鉄道の線路を破壊したり、占領地の治安を乱す、ある意味 正規軍より立ちが悪い連中だ。」  と説明してくれた。 すると、当直の兵士は 「あらかた、俺たちの補給品でもかっぱらうつもりだったんだろう。」  と言った。 私は、一安心した。 私は、マイヤー少尉と当直の兵士と一緒に死亡したパルチザンの遺品を調べた。  すると、身分証が出てきた。調べてみると、この近くの集落出身らしい。  また、このパルチザン達が持っていた武器、装備を見て私達は驚いた。 トカレフ拳銃を1人に1丁ずつ、ドラム型マガジンが付いたサブマシンガンを3丁、手榴弾、火炎ビンをそれぞれ5つも持ていた。  これを見たマイヤー少尉は、 「これぐらいの装備なら、戦車の1、2両ぐらいは破壊できそうだな。」  と言っていた。  私は、マイヤー少尉に言われ、部隊の救護所へ行き手当を受けた。
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