運命の地へ

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空襲を受けた駅を後にして、私とフランツは第33装甲師団本部へと向かった。 その道中では、この地で壮絶な戦いがあったことを物語っていた。 道の両側には、横転したトラックや撃墜された敵機があった。 「なぁ、フランツ、見てみろよ。あの農家に爆撃機が突っ込んでるぜ。」 フランツの反応がない。 私はフランツの顔を見ると、ヘルメットを深く被り寝ていた!! これには、私も驚いた!!  フランツは幼い頃からタフでどこでも寝ていた。 しかし、こんな戦場のど真ん中で寝れるとは、やつぱり、フランツは凄い奴だと思った。 そうしているうちに、私達が乗ったトラックは スモスク郊外の大きな屋敷に着いた。
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