赤い津波、再び…。

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そう、その声はブルムベァのハント中尉だった。 「その声はハント中尉か??助かったよ。歩兵は任したぞ。」 マイヤー大尉が言う。 我々の戦車の後ろには2両のブルムベァが居た。 ブルムベァは15センチ榴弾砲を撃ちまくった。 しかし、いくら殺しても限りが無い。 そのうち、1両のブルムベァがスターリン重戦車の攻撃で撃破された。  『マイヤー大尉、これ以上防衛線を保つことが出来ません。撤退許可を。』 無線からハント中尉の声が聞こえる。 また、ハンセン准尉も脱出の許可を求めていた。 このティガーⅡの徹甲弾の残りも少ない。  味方の歩兵も弾薬が底を尽きかけている。 拠点も全て潰された。 マイヤー大尉は決断を迫られていた。 マイヤー大尉は決断した。
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