敵への置き土産

3/7
前へ
/737ページ
次へ
おもむろにマイヤー大尉は街道を歩いている兵士に声をかけた。 「誰かこの中に工兵か爆薬を扱える者はいるか??」 と言った。 すると、数人の兵士がマイヤー大尉の所へ来た。  「お前達は一緒の部隊か??」 とマイヤー大尉が集まった兵士に聞く。 すると、一人の兵士がこう言った。  「我々は、第186工兵大隊の所属であります。本隊とは昨夜、はぐれました。」 と言った。 すると、マイヤー大尉はその兵士にこう言った。  「君の名前と階級は??」と聞いた。 すると、その兵士は  「自分はランス少尉であります。所属は第186工兵大隊、第3中隊の中隊長であります。」 と答えた。 ランス少尉は続けて、マイヤー大尉にこう聞いた。  「大尉殿、なぜ我々を呼び止めたのですか??」 マイヤー大尉はこう言った。  「これを扱えるか??」 ランス少尉達はダイナマイトが入った木箱を見てこう答えた。  「扱えますがそれがなにか??」 これを聞いたマイヤー大尉は、ランス少尉達はにこう言った。  「このトラックにこのダイナマイトが満載されてきるんだ。これを使ってイワン共に一泡吹かせたいんだか。」 と言った。 ランス少尉達はにやりとした。  「いいアイディアがあります。」
/737ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1743人が本棚に入れています
本棚に追加