いきなりの実戦

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敵戦車との距離が800になった時だった。 「ファイア!!」 マイヤー少尉が叫んだ瞬間だった。  〔ズドーン〕 戦車が大きく揺れた。  発射された徹甲弾は敵戦車へと吸い込まれる様に飛んでいく。 命中した瞬間敵戦車はガクンと止まった。次の瞬間、 敵戦車の砲塔は赤い炎と共に吹き飛んだ。 「次だ!!目標2時、距離720!!AP装填!!」 私は、同じ要領で砲弾を装填した。    〔ズドーン〕 戦車砲がまた火を吹く。 砲弾は敵戦車には命中したが、弾かれてしまった。マイヤー少尉は顔をしかめ  「くそ!!ハンセン、距離は同じだ。AP装填急げ!!」 私が装填するし終わると同時に    〔ズドーン〕 今度は車体前部に命中し撃破した。 「よし、いいぞ。ハンセン、次だ!!」 敵戦車は戦車中隊の攻撃で次々と撃破されていった。 「目標、歩兵だ。ハンス、HE(榴弾)装填!!」 私は榴弾を装填した。     〔ズドーン〕 砲弾は、歩兵の中に吸い込まれている。    〔ドコーン〕 命中し土煙が上がったと同時に人が宙に吹き飛ばされているのを見た。 また、   〔ズババババババッ〕  ハーフトラックの機関銃が火を吹いて敵兵をなぎ倒していった。image=74169384.jpg
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