始まりと出会い

2/10
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
それからルイはゴウの手がかり、そしてレッドストーンについてを知る為に旅にでた。 そして人々の噂、情報を頼りにこの街にたどり着いた。 ここで間違いないようだな。 ルイは目の前にある瓦礫の塊を見る。 ん~…。調べるにしても特におかしい箇所は見当たらないな…。 ルイは瓦礫を慎重にどかしながら散策していた。 瓦礫をどかす度に粉塵が舞い上がる。 「ゲホッ!ゲホッ!」 いつの間にか、散策を開始してから数時間がたった。 ダメだ…。何も見つかんねぇ。 ルイは疲れた腕を揉みほぐしながら辺りを見回した。 もぅ日も暮れかかっているな…。今日は止めて明日にするか。 散策しながら歩いた道を戻りながら街中へと歩を進めた。 夜の街中は昼間の露天商の賑わいなどなく、ただ静かなブロックの壁が続くだけの薄気味悪い感じだった。 空気は冷たく、時折建物の窓から灯りが照らす程度の闇の中。 ルイはひたすら宿を探す為に歩きまわっていた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!