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それからルイはゴウの手がかり、そしてレッドストーンについてを知る為に旅にでた。
そして人々の噂、情報を頼りにこの街にたどり着いた。
ここで間違いないようだな。
ルイは目の前にある瓦礫の塊を見る。
ん~…。調べるにしても特におかしい箇所は見当たらないな…。
ルイは瓦礫を慎重にどかしながら散策していた。
瓦礫をどかす度に粉塵が舞い上がる。
「ゲホッ!ゲホッ!」
いつの間にか、散策を開始してから数時間がたった。
ダメだ…。何も見つかんねぇ。
ルイは疲れた腕を揉みほぐしながら辺りを見回した。
もぅ日も暮れかかっているな…。今日は止めて明日にするか。
散策しながら歩いた道を戻りながら街中へと歩を進めた。
夜の街中は昼間の露天商の賑わいなどなく、ただ静かなブロックの壁が続くだけの薄気味悪い感じだった。
空気は冷たく、時折建物の窓から灯りが照らす程度の闇の中。
ルイはひたすら宿を探す為に歩きまわっていた。
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