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どうせ受かる訳ないし、とネガティブシンキングになりながらも彼はパソコンと睨み合う毎日が続いた。
ふと、机の端に追いやっていた携帯電話が目に入る
一定間隔に光っている。
電話かメールの新着を知らせるランプだ。
母親かネトゲ友達からしか呼び出されない携帯電話を手に取り画面を確認した。
!!?
この間面接に行った店からだ
前田りゅうやはおもむろに発信した。
『もしもしー○×△の○○ですー、面接の結果ですが採用とさせて頂きましたので……………………』
あとの内容は彼には聞こえてこなかった。
まさか受かると思わなかった初めての面接。
しかし働くことへの恐怖心
複雑な面持ちで遠くを見つめていた。
そして彼は決意した…
『やーめっぴwwwwwww』
これを後の歴史で語られる前田りゅうや不死鳥ニート事件である。
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