プロローグ

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「はぁ…不幸だ」 上条当麻はため息をついた。 それもそうだろう。 今日は8月31日…夏休み最後の日だ。しかし上条当麻は夏休み中いろいろなことがあって、夏休みの宿題はやってなかった。 今日もだ。 宿題の存在に気付いたのは8月31日午前0時。 しかし昼間は御坂美琴の恋人役をやったり、御坂のスパイを倒したり、夜はインデックスを誘拐した人を追いかけた… とても宿題なんてやってる時間などなかった。 当麻:あ~明日どうしよ インデックス:そんなことより、お腹減った。 当麻:あのなぁ!今はもう午後11時なんですよ!?どこもやってないから!! インデックス:じゃあ、とーまが作ってよ! 当麻:明日の朝飯がなくなるわ!あきらめろ! インデックス:やだぁーーー!! 当麻:ちょっインデックス!!本をなげんじゃねえよ!! インデックス:えい!! 本が飛んできた 当麻:痛っえな…!ん…? 本のタイトルは涼宮ハルヒの憂鬱だった。 当麻:(そういやこの本の続き、まだ買ってなかったな…結構おもしろかったし、今度買ってくるか) インデックス:もう!寝る!!だから出てって!! 当麻:はいはい… 上条当麻は部屋を追い出された。 当麻:どうしよっかな…結局宿題やってないし…まぁなんとかなるか…てか今日も風呂場で寝るか…はぁ…不幸だ… 当麻は浴槽の中で寝た… …………………… ???:…おい 当麻:うーん…まだ寝かせろよ… ???:おい!起きろ、上条当麻!! 当麻:な、なんだよ~…って………ん? ???:起きたか。 当麻:な、な、な、何ですか、これは…!!てかあなた誰!? ???:あんま言いたくないけど、キョンだ。 当麻:キョン!?キョンって涼宮ハルヒの憂鬱に出てくる…? キョン:??何のことかはわからないが、おまえに頼みがある。 当麻:初対面の人にいきなり依頼を出すんですか!?ていうかここはどこですか!? キョン:ここはお前の夢の世界だ。んで頼みというのはな… 当麻:そのまま依頼を出すんですか!!あ~もう、今日という今日は不幸だぁーーー!!!いいよ!!!頼みって何だよ!? キョン:あぁ、オレの世界に来て、ハルヒを助けてくれ。 当麻:…はい? キョン:時間がないから以上だ。じゃあな。
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