思春期

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いつもと何の変わりもない穏やかな平日の朝 雀の囀りが目覚まし時計 『チュンチュン』 寝惚け眼を擦りながら大きなあくびと伸びをしてベッドの上で身体を起こす 『ふあぁ、んん!』 辺りを見渡し 『あ!そっか、今日から自由登校だっけ』 するとメールの着メロが(エヴァンゲリオン)鳴った 枕元に置いてある携帯を片手で掴みメールを確認した 「\(^^)/おっはよん采結果どうだった?今日は学校来る?」 『あ、そうだ高校受かった事みんなに報告してなかったっけ、て事は』 すぐさま部屋の壁掛け時計を確認した 「げ!?やばっ、もう8時じゃん」 学校へ行く為、慌てて制服に着替えていると 『カチャッ』 ドアが開いた 『采ぁ~、そろそろ起きないと学校ち』 采の悲鳴が隣近所まで響き渡る 『キャァーーーー』 身体を竦めて 『ちょっ、ちょっとぉドア開けるなら、ノックくらいしてよ』 采のいつもと違う反応にキョトンとしながら淡々とした口調で 『そ、そっか、悪かったよ、ごめんな』 そう言い残してゆっくりと部屋から離れた
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