思春期

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朝の学校風景 教室で雑談している生徒達 各おのおの友達と挨拶を交わす 絵美の机に集まりながら雑談をしている女子の一人が 『あ!采、おはよー』 走って教室に滑り込んだ采は両手を膝の上に乗せて、息を整えていた 『ハァ~ハァ~、フゥ、よ!智ちんおはよん』 すると沙織里が机の上で肘を付き手を顎の下に当てながら 『おっ、ようやく今日の主役の登場ですか』 『沙織ちんもおはよー』 采は笑顔で友達に挨拶をしながら、自分の席に着いた 采がようやく落ち着き鞄の中身を机の中に入れ終えて顔を挙げると 『こらっ采結果どうだったの?』 すると采は満面の笑顔を見せ無言でブイサインをした 『やるじゃん、采、このこの』 真佐美がいきなり采の頭を抱え込み軽くポカポカと叩く 『もうまーさん、やめてよ』 采は嬉しそうな感じで抵抗した その知らせを聞いた智も采の側へ 『凄い!!さすが采ちゃんじゃあ、私立は止め?』 『今は考え中かな、国立もいいけど、知り合い誰も居ないし』 真佐美が尊敬の眼差しで 『でも、本当凄いよ、この学校から唯一の国立高校合格なんてさ』
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