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「うーん、まぁいっか」
人間死ぬ時は死ぬんだし。刺されないことを祈ろう。
ガチャっとな。
「こんにちは!」
「はい、こんにちは」
「ここが先輩の部屋ですか。なるほど散らかってますね」
痛い所を突いてくれるね。ていうか普通にズカズカ入ってきたね。遠慮とかしてもいいんじゃないかな。
「私が片付けましょうか?」
「パンツとか無くなりそうだから遠慮しとく」
「なぜバレたし」
「やるのね」
パンツで出費がかさむとか嫌だよ。パンツで家計が火の車とかやってらんないよ。マジで。
「じゃあ私の下着あげます。それでどうでしょう?」
「マジでいらないね。誕生日プレゼントにサラダ油貰うぐらいいらないね」
貰ったことないけど。でもきっといらない。微妙な空気になるに違いない。つまりそういうことだ。
「ちゃんと着用済みですよ?」
「いらないよ。君容姿はいいのに色々残念だね。親御さんはきっと泣いているよ」
「私って綺麗系と綺麗系でいったらどっち系です?」
選択肢が綺麗系一択な件について。
「可愛い系」
「ですよね」
おい。
なんで僕は漫才してるの?
バカなの?
「先輩は可愛い系と可愛い系どっちが好きですか? 可愛い系ですかそうですか」
「うん」
「よし」
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