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「やっぱさみぃな」
店内が暖かったぶんよけいに寒く感じたのかも知れないが思わず声が出た。
返事がないと一人ということを強く感じてしまうから、独り言は避けているのだがこれだけは仕方がない。
早く帰ってコタツに入ろう。
がらがらがら
「あら、優香(ゆうが)君おはよう、どこか出かけてたの?」
「あっ、おはようございます!ええ、ちょっと食材がなくなったんでとりあえず今日と明日の朝の分のご飯を買いにコンビニまで」
「そんなことだったら言ってくれれば作ったのに」
「いえっ、そんなの迷惑でしょうし」
「そんなこと無いわよ、まぁいいわ、今度からは遠慮なく言ってね」
月代さんの手料理!?た、食べたい・・・でもやっぱり迷惑だろうな
「えっ?いいんですよそんなの!俺なんかのために月代さんに料理させるなんて!」
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