新選組に入り、信頼を得て、共に戦い、いろいろな事があった。

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 土方のその言葉には、皆は、頷いた。 原田、永倉、藤堂も、そこを証明できなかった。 だが、原田は、危険なところから、遠ざける事ができるならいいと思った。 今の侑は、きっと刀に迷いが出る。 それでは、命取りになる可能性がある。 だから、連れて行かない。 原田はそう思っていた。  永倉、藤堂は、最近、侑に会っていない。 そのため、悩んでいるのにも気が付いていなかった。  会議の後、原田は、さっきのことを思い出したのと、話したら、こっそり、付いてきそうだと思ったため侑に会いに行かず、槍と刀の手入れをしていた。 他の隊士も、いつでも出られるようにしていた。 そのため、侑の周りには、誰も居なかった。  そうして、部屋に閉じこもっていた侑に会いに着た一人の人物が居た。 侑の部屋に庭に現れた気配で、侑はすぐに分かった。 新選組の人達に気付かれないよう、気配を消しているが、私は、分かる。 同族の気配だから・・・・・・。
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