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相変わらず、からかうのは面白い。
その度にこいつが欲しくなる・・・・・・。
早く、俺の所に来い。
いや、来なくても、攫ってやる。
と思っていた。
侑は、こういうことを考えてる場合じゃないと思った。
すぐに、理性を取り戻し、消えそうな理性が消えないよう精一杯振り絞って言う。
「あ、あんた、何しに来たんだよ。綱道の命令か?」
さすがにこれ以上は、駄目かと思った。
こいつ、怒ると手がつけられないからな。
その表情も可愛いけどな。
と思いながらも、起き上がって、侑を起こしてやる。
正座のまま、押し倒したため、姿勢が辛かった。
不知火は、そんな事気にしていなかったが・・・・・・。
不知火は、侑の質問に、胡座に座りなおしながら答えた。
「違ぇーよ。俺は綱道とは関係ねぇ。でも、てめぇらと同じく、監視はしてるがな。」
「そうなのか・・・・・・。」
てっきり、綱道と組んでなければ、関係ないとでも言うのかと思った。
まさか、監視していたとは・・・・・・。
風間と関係は無いという事だろうか・・・・・・。
監視している理由は何なのだろうか。
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