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一人は酔っていたとされる隊士、他の二人は、一緒に飲みに行っていた隊士だ。
そいつらに詳しく話を聞いていく。
酔っていたとされている隊士は、普段酔うまで飲む事はないらしい。
その上、酔っても、覚えているらしい。
が、あの時は、前後の記憶があやふやだと言う。
自分でも、あの量で、酔う事は無いと思っていた。
そして、飲んでいた酒も、さほど、度数の高いものではなかったそうだ。
なおの事おかしい。
残りの二人に、話を聞いて、あの男は、あの時、初めて会った男かと聞く。
すると、前にも、見かけた事があるらしい。
あの人も、よく酒場に居る人で、よく酒を別の人と飲んでいたといっていた。
刀も持っていないし、特に遠方の訛も無い。
町人かと思っていたらしい。
三人に話を聞いているうちに、いつの間にか長い時が経っていた。
三人を部屋に帰し、自分も部屋を出た時、異変を感じた。
やけに屯所の中が静かだと・・・・・・。
話を聞いている間、騒がしい気配も音も無かった。
なのに・・・・・・どうして・・・・・・?
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