新選組に入り、信頼を得て、共に戦い、いろいろな事があった。

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 そういえば、この三人を呼び出したとき、やけに、皆、静かだった。 でも、人は居たし、気配もした。 少しピリピリしていたのはてっきり、あの店の件を気にしているのかと思っていたが、違ったのか・・・・・・? もしかして、まさか・・・・・・今日なのか・・・・・・? 「だとしたら、まずい!」  すぐに、侑は、自分が今居る場所から、一番近い永倉の部屋へ走っていった。 その通る部屋からも人の気配はしない。 そして、永倉の部屋の前へついて、声を掛けないで戸を開ける。 「嘘だろ・・・・・・。」 そして、藤堂、斎藤、原田、沖田と、部屋を確認していく。 声を掛けても、返事はどの部屋からも聞こえなかった。 副長室も蛻の殻・・・・・・そして、極めつけは、局長室だった・・・・・・。 捕り物が無い限り、大体は居る筈の近藤が居ない・・・・・・。 いつ・・・・・・いつだ・・・・・・! 行ったのは・・・・・・。 どうして、気付かなかった!!
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