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『彼女は冷たくなった彼の手を握り、涙を溢しながらも、笑顔で語り掛けます。
(*;∀;)【フサ、なあフサ、一緒にあの丘に行くんだろ?流星だって見る約束をしたじゃないか】
(* ∀;)【……フサぁ】
彼の腕に顔を埋めると、彼女の涙が彼の服を濡らしました。
それでも彼は、起きることはありません。
(* ∀ )【………】
そうしてその体制のまま、彼女は彼と過ごした日々を思い出します。』
(…そうだ。結局この話はバッドエンド)
(相手がいない恋ほど報われない物はないね。これ体験談)
『───彼女は彼に最初で最後のキスをし、にこりと微笑みました。
(*゚∀゚)【また会えるな。そうだ、そうだよな】』
(あーあ、それで自殺、か。馬鹿め)
(間違った選択肢を選んじまうんだ、“アタシ”は)
(ま、本人にとってはハッピーエンドなのか?)
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