ζ(゚ー゚*ζ恋する少女のようです

2/9
前へ
/32ページ
次へ
  「デレ、今日は何をしよっか」 「うーんと……お絵かき!」 「じゃあ、俺はデレを描くよ」 「じゃあデレはお兄ちゃんを描くね」 顔を合わせて、笑い合う。 大好きな「お兄ちゃん」と一緒にいる時間は、幸福に包まれていた。 だってお兄ちゃんはとても優しかったし、私はお兄ちゃんが大好きだった。 だけど、成長してその「好き」の意味が変わってしまった時。 彼は優しいお兄ちゃんではなくなってしまった。  
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

253人が本棚に入れています
本棚に追加