ζ(゚ー゚*ζ恋する少女のようです

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  *** 从'―'从「デレ、ちょっといい?」 私は読んでいた雑誌から顔を上げて、大きな箱を持った母に目を向けた。 ζ(゚ー゚*ζ「なにー?」 从'―'从「このお菓子、お隣さんに持っていってくれない?」 ζ(゚ー゚*ζ「え」 どきん、と心臓が跳ねる。 お隣というのはつまり、フォックスさんの家だ。 どうしよう。 行きたい。けれど、きっと彼は歓迎してくれない。 脳内でぐるぐると考えを巡らせる。そして、私は口を開いた。
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