第2夜~魔法の夜と魔法騎士~

8/14
前へ
/1328ページ
次へ
そしてあたし達が森を抜けると、一台の車があった。 運転席には女の人、助手席に男の人が座っていた。 男「よぉ神楽!遅かったじゃねーか!」 神楽「騒ぐな宮崎。」 宮崎、と呼ばれた20代後半くらいの男が楽しそうに呼びかけた。 宮崎「で、その娘が目標のマジッククイーン?可愛いじゃねーか!」 知世「………。」 まぁ、褒められて悪い気はしなかったけど、何故か素直に喜べなかった。 女「……早く乗ってくれないか?」 神楽「……わかった。」 知世「……無理しないでよ。アンタ怪我してるんだから」 宮崎「あ!?神楽怪我してんのか?椎名!特急で飛ばしてくれ!」 椎名「待て東矢。マジッククイーンが乗っていない。」 宮崎「あ、そーだったな!スマンスマン!」 知世「………。」 なんだか愉快な人達だった。
/1328ページ

最初のコメントを投稿しよう!

367人が本棚に入れています
本棚に追加