367人が本棚に入れています
本棚に追加
/1328ページ
神楽「ネオ童実野シティは既に存在しない、消えた町だ。」
神楽は坦々とそう言った。
知世「ど、どういう事……!?ネオ童実野シティは既に存在しないって……!じゃああたしが今まで暮らした場所は何なの!?」
椎名「着いたぞ。」
知世「…………?」
着いた場所、というのは……何もない荒野だった。あったのはなんだか機械的なてすりだけだった。
知世「ここがアジト……?」
車から降りたあたし達はてすりのような場所の周辺に来た。
神楽「……この下だ。」
知世「下?」
ピポッ。
そんな可愛い音を鳴らしたのは、宮崎さんの右手だった。彼の手にはリモコンが握られていた。
ガコンッ!
知世「!?」
ウオォォォォォォォォォォン……
なんとあたし達の乗っている地面が、エレベーターのようにまるごと地面に沈んで行った。
最初のコメントを投稿しよう!