第2夜~魔法の夜と魔法騎士~

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神楽「ネオ童実野シティは既に存在しない、消えた町だ。」 神楽は坦々とそう言った。 知世「ど、どういう事……!?ネオ童実野シティは既に存在しないって……!じゃああたしが今まで暮らした場所は何なの!?」 椎名「着いたぞ。」 知世「…………?」 着いた場所、というのは……何もない荒野だった。あったのはなんだか機械的なてすりだけだった。 知世「ここがアジト……?」 車から降りたあたし達はてすりのような場所の周辺に来た。 神楽「……この下だ。」 知世「下?」 ピポッ。 そんな可愛い音を鳴らしたのは、宮崎さんの右手だった。彼の手にはリモコンが握られていた。 ガコンッ! 知世「!?」 ウオォォォォォォォォォォン…… なんとあたし達の乗っている地面が、エレベーターのようにまるごと地面に沈んで行った。
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