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知世「こ、これって……!?」
宮崎「俺達のアジトは地下にあるんだ。こういう場所こそハイテクなアジトっぽいだろ?」
知世「へ、へぇ~……。」
宮崎さんは初対面の私にも気安くいろいろと話してくれた。
神楽「そろそろだ。」
知世「……ねぇ神楽。貴方達は一体何の組織なの?なんであたしを……」
???「君には知る権利があるからだ。」
知世「!?」
ガコンッ!と、エレベーターが止まった所には玉座のような場所があり、一人の男がそこに座っていた。
知世「誰……?」
宮崎「あの人の名は『瀬戸崎克巳-セトザキカツミ-』。」
椎名「我々『教団』の総指令だ。」
知世「教団……?」
『教団』というのが組織の名前で、『瀬戸崎克巳』というのが教団のトップだと、宮崎さんと椎名さんは答えた。
神楽「総指令。マジッククイーンを連れて来ました。」
瀬戸崎「ご苦労だったな。はじめまして、マジッククイーン。」
知世「……月宮知世です。」
瀬戸崎「そうか。月宮くんと言うのか。」
知世「貴方が神楽にあたしを連れ去らうように命令したのね。」
瀬戸崎「怒っているのか?」
知世「いいえ。むしろ嬉しい限りよ。学園生活にもうんざりしてたから。」
瀬戸崎「フッ……変わった娘だ。」
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