第3夜~教団~

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瀬戸崎「結果。ネオ童実野シティはイリアステルの目論み通り消滅し、世界はリセットされてしまった。」 宮崎「そして二度とこんな事が起こらないよう、イリアステルはこの世界を統一したって訳だ。」 知世「そんな……」 椎名「すなわち、貴女が住んでいたネオ童実野シティとは偽りの姿……。」 神楽「これが俺達が知っている、世界の全てだ。」 知世「なんで……!?なんでそれでネオ童実野シティが消滅しなくちゃならなかったの!?イリアステルって一体何がしたかったの!?避けられなかった未来って何!?」 瀬戸崎「落ち着きなさい、月宮くん。」 宮崎「それが知りたいから、俺達は教団にいるんだ。」 椎名「私達は知ってしまった以上、逃げる事は許されない……。」 ネオ童実野シティは存在しない。その事実に絶望した。 まるであたしの存在自体が、否定されたようだったからだ。 知世「じゃああたしは一体なんなの……?なんであたしにそんな真実を……?」 瀬戸崎「まだ君は知る必要はない。」 宮崎「瀬戸崎さん……!せめてそれだけでも教えてやっても……!」 瀬戸崎「まだだ。時がくれば、いずれ解る事だ。」 知世「…………。」
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