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生徒「知世様~!」
知世「?」
学園の廊下を歩いていると、クラスメイトの女子があたしに話しかけて来た。
生徒「知世様はこれから予定はありますか?」
知世「……今日は疲れたから、寮でゆっくりするわ。」
生徒「そうなんですか。」
知世「どうかしたの?」
生徒「いえ、今日は『治安維持局』の長官の一人がこの学園を視察に来るらしいのです。」
知世「視察?長官って三人いたわよね?どの長官よ?」
生徒「プラシド様ですよ~!」
知世「……なるほど。治安維持局じゃ先陣を切ってるあの人ね。」
生徒「興味はないのですか?プラシド様もきっと知世様を……」
知世「疲れたって言ってるでしょ?そういう事だからー。それじゃーねー。」
そう言って手を振りながらあたしはその場を立ち去った。
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