【一】野獣・猛獣・珍獣

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「八嶋さんを追い出す訳にはいかないし。この不始末は不動産屋に責任がある訳で、八嶋さんには責任はないだろう。俺達は被害者なんだよ。暫くは同居するしかないよ」 「パパ、冗談はよしてよ。私…困るよ」 オタオタしている私の手を掴み、パパは家の中に入る。 リビングには、白いソファーが置かれていて、そのソファーの背もたれ部分から、茶髪、金髪、赤髪が見えた。 な…なんなの!? 息子って… ヤンキー!?
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