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パパは女性の眼差しに、ノックアウト寸前。目尻なんか下げちゃって、エロいんだから。
「そうですね。そうしましょう。祐真、どっちの洋室にする?」
「私は、一番奥」
出来るだけ、この最悪な環境から遠ざかりたい。
出来るだけ、ヤンキーの顔を見たくない。
「わかった。そうしよう。ミニキッチンの付いた洋室と、奥の洋室は続き間になっているから、祐真が使うといい。パパはキッチンのある洋室の、右隣の部屋にするよ」
パパは私のご機嫌を取るように、ヘラヘラしてるけど、もう手遅れだ。ヤンキーの群れの中に、いたいけな娘をほおり込むなんて、悪魔としか思えない。
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