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パパと真琴さんがリビングに行き、彪真と斗真も部屋を出て行った。
私のベッドに腰をおろしたまま、諒真はジーパンのポケットから、煙草を取り出す。
高校生の癖に、煙草だなんて。やっぱ、ヤンキーだ。
私は思わず、諒真を睨む。
「なんだよ。何か文句ある?チビ、まだ質問に答えてねーよな」
「私はチビじゃない。私は祐真って名前があるの」
「祐真ねぇ。誕生日も同じ、名前も似てんな。俺達、もしかして運命の出逢いかもよ」
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