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高身長の諒真に見下ろされ、小さな私は更に身長が縮まる思いがした。
「チビ兎、俺がそのうち喰ってやるよ」
喰ってやる?
はっ…?喰うって…!?
頭の中に、鋭い牙で兎に噛みついている獣の姿が浮かんだ。
やだ…
私…獣に狙われた兎!?
諒真は煙草をくわえたまま、横目でチラッと私を見ると、そのまま私の部屋を出て行った。
バタンとドアが閉まり、私はフローリングの床にへたり込む。
アイツらと同居なんて、ぜーったいに、ヤダッ!
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