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茶髪に細い眉。
けど…瞳は大きくて、間近で見ると整った顔立ちをしている。
斗真は指先を舌で舐め、エロチックな表情で私を見つめた。
「料理は上手いけど、タッパーつつきながら夕飯なんて、むなしくないか?知ってっか、チビ兎」
「なによ…」
「うさぎは寂しいと死んじまうんだぜ」
意味不明な言葉を囁きながら、斗真は私の唇をゆっくり指でなぞった。
「私…兎じゃないし」
「俺が兎なの」
はぁ…??
デカイ図体したヤンキーの、何処が兎なのよっ!
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