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入学式も終わり、私達は教室に戻る。教室の後ろに並ぶパパは、HRの途中にも関わらず、保護者会のクラス委員に自ら立候補すると、さっさと教室を出た。
私達の担任は、二十四歳の独身女性。ショートヘアの美人で、パパ好みの顔。パパの魂胆はミエミエだよ。
唖然としている担任に、ウインクして立ち去る姿は、我が父親ながら、ドン引きする。
HRも終わり、私は律ちゃんと教室を出る。
「相変わらず、おじさんインパクト強いね。ていうか、祐ちゃん、何で3B知ってんの?」
「あれは…そのぅ…」
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