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皐「っていうか会長さん、美麗に勝てると思ってるの?」
美麗にもドヤされた皐月は懲りずに今度は駿に語りかけた。
駿「あ"ぁ"?おまえ、俺を何だと思ってるわけ?この学校の生徒会会長であり、スポ選1位合格の片桐財閥御曹司のこの俺様だぞ?女の跳躍と比べてもらっちゃー、困る。」
俺様発言連発の駿はそれを恥じること無く胸を張って言い切った。
すると…
「「はぁーー。」」
美麗と皐月は同時に長い溜め息をつき、
美「あんたさー、その俺様どうにかならない?聞いてて頭が痛くなるわ。」
皐「美麗の言ってたことは、ちょっと置いといて…会長さんさー、美麗がただすごいだけじゃないの、知ってるでしょ?スポ選で入学した訳じゃないし、陸上大会とかにも一切出てないから、記録としては残ってないけど、多分男子の記録余裕でキレるよ。」
駿「……はっ?!それ、まじ??」
皐月の言葉を聞いた駿は背中に冷や汗が伝い、動揺を隠しきれなかった。
皐「多分…っていうか、絶対ね。普通じゃありえないっつーの、どこにそんな跳躍力があるのやら…
ねえー、美麗っ」
語尾にハートが付く勢いで美麗に話を振った。
すると、美麗は…
美麗「……………」
下を向いて無反応。
不思議に思った皐月は、プレッシャーをかけすぎたかと焦りだし、駿は少し余裕が出て来たのか口の右端が吊り上がっていく。
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