第一章

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始業式。 正直こんな式は面倒くさい。 だけど、 「ねぇねぇ、さすが、近藤さんって感じじゃなぁい!?私も近藤さんみたいに~完璧になりた~いっ」 「無理無理。お前なんかが美麗様みたいな綺麗で何でも出来る人になれるわけねぇーだろっ」 「なっ、お前みたいって…酷い~。 しかも美麗様って~、、、」 こんな会話が耳に入ってしまえば、 私はいつでも気が抜けない。 ーー演じなきゃ。 そんなことを思っていると、いつのまにか生徒会会長の話になっていた。 「「「「「「キャーーーーーーっ、 駿様ぁぁぁぁぁぁぁあぁっ」」」」」」 という悲鳴と同じくらいの歓声が湧き上がった。
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