始まり

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「ごちそうさまでした。」 しばらく談笑したあと俺たちは朝飯を平らげた。 「奏にぃ、皿洗いはやっとくからシャワー浴びてきなよ。」 亮太は皿を片しながら奏に言った。 「…そうだな、じゃあお言葉に甘えて…」 7時過ぎ……、亮太の言葉に甘えますかな。 亮太の善意に甘えながら、俺は流しに食器を持っていきシャワーを浴びに行った。 「………フゥ。やっぱ修行後のシャワーは格別だわ。」 奏がシャワーに行ってからしばらくして、濡れた髪をタオルで乾かしながら出てきた。 「……奏にぃ、おっさん臭いよ…。」 亮太がなんか冷たい目でなんかいってるけど無視……だってやっぱ気持ちいいしな、多少おっさん臭くても…うん。しょうがない……。 「あっ、そう言えばお母さんが奏にぃに行く前に顔出しなさいって」 亮太のかあさん…。綾さんか 「わかった。んじゃ、亮太また休みの日にな。」 「うん!!帰ってきたら一緒に修行しようね」 「おう!!」 そういって俺たちは部屋で別れた。
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