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夏休みの8月15日
時刻はお昼。
この清鈴大付属高等学校4階、人通りの少ない廊下に一つの教室がある。その教室のドアには紙が
貼られていた。
【オカルト研究部】
外からは野球部の練習している声が響くなかその教室から女子のどこか焦ったような声が聞こえてきた。
「今日、皆に集まってもらったのは、今!このオカルト研究部が存続の危機にたたされているからです!」
「「…………」」
「一昨日、1年の木下さんが辞めますとメールをおくってきました。…これでついにメンバーは私達3人となってしまったのです。」
清鈴では4人以上の部員がいて
部活動と認められることに
なっており、3人以下は
同好会と呼ばれる仕組みである。
部と同好会では扱いが天と地
程の差があるので清鈴では現在
同好会と呼ばれる団体は1つも
存在していない。
すなわち同好会となってしまった
部が辿る道は 消滅 なのである。
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