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霊夢の所に泊る事になって1日目。
朝、目が覚めて部屋にあった時計を見ると針は6時ちょっと過ぎを指していた。
布団の中だった寝巻きから枕元にあった着物に着替えた。
部屋に出るとすぐ縁側に出ていた。すると外に
「おはよう、霊夢。」
「あ、おはよう弦。」
庭の掃除をしている霊夢がいた。
「ちょっと待ってて。掃除終わったらすぐ朝ご飯の用意するから。」
「料理では手伝えないかもしれないけど、掃除なら手伝えるぞ?」
「なら、掃除任せていいかしら?その間に朝ご飯作っちゃうから。」
「わかった。」
霊夢から箒を受け取って霊夢が神社兼住居に入っていく。
少年掃除中・・・
「弦~。朝ごはん出来たわよ~。」
「あぁ。」
適当に歩いて霊夢のいる居間らしき場所まで来た。
もう朝ご飯が並んでいた。白ご飯に味噌汁に焼き魚、和えた野菜、漬け物。
純和風の朝ご飯だった
「「いただきます」」
2人で命をいただくという敬意を込めて挨拶する。
一番最初に味噌汁を飲んでみる。
「・・・旨い。」
「口に合ったかしら?」
「あぁ、旨いぞこれ。霊夢って料理得意なのか?」
「ずっと一人で暮らしてるから、料理は人並みには出来るわよ?」
「なるほどね。」
黙々に食べる俺に霊夢が尋ねた。
「そんなに美味しい?」
「ん?あぁ、普通に旨いと思
うぞ?」
「そう・・・まぁ良かったわ。余りにも美味しそうに食べるものだから。」
「そうなのか?」
そんな感じの平和な会話をしていた俺たち二人だった
・・・だったんだよ。
ーカランー
外から何か物が落ちる音。
何かと思い2人して音のする方を振り向くと、
金髪に黒のとんがり帽子の少女。一目見ただけで魔女ってのが分かる位の魔法少女ルックだった。
カランという音は少女の足元に転がってる箒が転がった音だろう。
「れ、霊夢が・・・霊夢が・・・。」
金髪の少女がわなわなと震えていた。
「魔理沙?どうしたの?」
どうやら金髪少女は魔理沙と言うらしい。
「霊夢が・・・霊夢が・・・。」
「私が何よ?」
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