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「霊夢~これは出すのか、出さないのか~?」
「それは出しといて。それ入ってた入れ物の中身は全部出しといて。」
「分かった。んじゃ、弦これ外に出しといて。」
「了解。」
宝物庫整理中、魔理沙から受け取ったものを俺が外に出しておく。
この時に何を出しておくのか覚えておく。
次また整理する時に役に立てるようにしなきゃな。
外に出ると春の日差しなんだろう。
ポカポカしていて気持ちいい。
「弦、こっち手伝って貰える?」
「あぁ、今行く。」
宝物庫の向こうで軽く手を振ってる霊夢。
最後の物をシートの上に置いて、霊夢の所に駆けつける。
「で、俺は何をすればいい?」
宝物庫に戻って霊夢に尋ねる俺。
「とりあえずここの棚片付けてくれない?」
「わかった。」
「魔理沙も手伝って。私も手伝うから。」
「ほ~い。」
今この片付けてる棚はとりあえず物が多い。
俺に霊夢に魔理沙、三人で片付けて丁度良い位だ。
「よっと。」
手をのばして、適当に手に取った箱。
1mをちょっと超えるぐらいの長さ、多分重さは1キロ有るか無い位。
箱自体の重さじゃあ無いな。何が入ってるんだ?
「弦!危ないぜ!」
「え?・・・痛っ!!」
頭に勢い良く何かが当たった。思わず痛みで持ってた箱を落としてしまった。
「大丈夫か弦?悪いな、奥の物取ったら手前の物まで落ちてきて。
怪我無いか?」
心配そうに駆け寄る魔理沙。足元に木の置物っぽいのが転がってる。
これが当たったんだろう。
「あぁ…痛いけど何とか…」
「ちょっと大丈夫?鈍い音したけど。」
「大丈夫。箱落としちゃって、中身まで出ちゃってるけど。」
木の置物とは別に、俺の手元から落ちた箱が中身を出して俺の足元に転がっていた。
転がっていた物は・・・
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