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「えっとね、物には還る場所が有るのよ。
どんなに時間をかけても、どんなに遠くに行っても、還るべき、還りたい場所が有るのよ。
いや、物に限らずに、人でも物でもどんなモノでも帰りたい場所が有るの。」
霊夢が俺に言う。できるだけ優しく、諭すように。
霊夢のおかげで緊張が段々解けていく。
「ただ還りたいだけ。偶々帰りたい場所が弦だっただけ。何もしない。だから大丈夫!」
そう言い切る霊夢。
巫女だからなのか妙に説得力があるのか、
妙に安心できた。
「それにさっきの刀はきっと弦に力を貸してくれるわ。」
「?」
俺と魔理沙が霊夢の一言に頭に?マークを浮かべてると
「さっきの刀、イメージして
みて。」
よく分からないけど、霊夢の言う通りにイメージしてみると・・・
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