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「なんだか色々あるな。」
「それは人の集まる場所だもの。物やそれを扱う店も多いわよ。」
人々の騒がしい声の中、俺と霊夢は人里に来ていた。
様々な人が道中を行き交い、様々な店があって、賑わっていた。
「大体の物はここで揃うわね、食べ物とか。」
「なるほど。」
ここまで来るのに特にこれと言って迷うような道は無かった。
今度は一人で来てみよう。
「そんな事より霊夢。ここら辺に来てずっと考えていたんだか聞いて良いか?」
「なに?」
「甘い匂いのする魚っているのか?」
「は?」
霊夢が変な顔で変な声を出してるけど、俺は俺で真剣だ。
俺は霊夢の後ろの店の看板を指差して言った。
「この店、魚焼いてる筈なのに、さっきから甘い匂いがするんだ。」
俺の指差す方を見る霊夢。
すると霊夢は
「これは・・・」
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