25人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
高校に入学してから三日目、
雰囲気はだいぶ明るくなった気がする。
それでもクラスには ガリ勉ばかりで、
白間は 今だ宍戸としか話せていないのだが。
「宍戸ー、飯ー飯ー」
「…ああ」
最初は悪い印象があった宍戸も、会話を重ねる度に 距離が縮まっている気がする。
白間はそれが嬉しかった。
「宍戸って毎日弁当?」
「ん」
学食を頼み 二人で向かい合わせに座る。
「それ自分で作ってんの?」
「………」
「そうなの!?」
,
最初のコメントを投稿しよう!