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真っ先に
宍戸がエプロンをつけ無表情で料理を作っているところを想像してしまい、
つい飲んでいた水を吐き出してしまう。
「…汚い」
「あははははは!いやごめんごめんくくくくくひ」
宍戸が意外に乙女なエプロンをつけてたら…
いや?なんか違和感ねえ!!
「お前いま変な想像しただろ」
「へぇ?いやっべ、別にいいいいいい」
笑い続けている白間に 冷たい目を向ける宍戸。
しかし表情が若干緩んでいた。
「いや、それなら俺の分も作っ…」
「白米くーん」
あだ名を呼ばれ 宍戸の後ろを見ると、
相変わらず 爽やかスマイルの南条がいた。
「あ、ども…」
「あれ、和義も一緒なんだね」
南条が声をかけるが、宍戸は無視をして 食べ物を口に運ぶ。
心なしか怒っているように見えた。
「二人は…知り合い?」
「めっちゃ仲良しだよー、敬語なしで語れる先輩後輩みたいなー」
「黙れ」
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