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―仲…良い…のか…?
「さすが和義手厳しいー」
「死ね」
「死んだら白米くんと話せないもーん」
宍戸は心底嫌そうな顔をしている。
南条はそんなことも気にせずに 白間に抱きつく。
「酷いよー酷いよー和義が俺を苛めるーっ」
「な、なんなんすか先輩」
眼帯に白メッシュという見た目に似合わず 白間の肩に顔を埋め、
うりうりと頭を押し付けてくる。
びっくりしながらも きっと嫌いな人にはやらないよなあと思い、
少しだけ嬉しかった。
「――――」
すると、宍戸はバンッとテーブルを叩いて立ち上がる。
「し、宍戸っ」
「早く追いかけなよー白米くんのせいで和義怒っちゃったじゃーん」
「何で俺のせいなんすかああああああ!」
急いで後を追う白間を見送り、
南条はちろりと舌を出した。
「あーあーつっまんなーい」
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