学校での生活

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全部。全部私の独りよがり。相手からすればいい迷惑かもしれない。 「いいk「……裕人」 何かを言おうとした赤城君に言葉を被せる龍?君。 「ハァ……。わぁーったよ……」 無言の重圧に耐えきれなくなった赤城君が折れた。 ため息をつきながら、渋々という感じだったけど。 それは私が聞きたかった言葉とは少し違ったものかもしれないけれど、でも嬉しかった。 「ありがとう!!」 (自分なりの)最高の笑顔を向けて言った。 「ッ……!!」 赤城君は顔を真っ赤にして目を逸らしてしまった。そして、すぐに校舎の方へ戻っていってしまった。 「?」 また機嫌をそこねたのかなぁ、と思ってしまったが、 「罪な子だねぇ」 「……そうかもな」 意味の分かっていない私をよそに、凪たちは何かを悟ったかのようなことを言っていた。 ───思えば、私の恋はここから始まったのかもしれない。
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