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「……どうするんだ?」
「どうするっつーかよォ、俺にこんなモン送りつけたからって、俺が素直に行くと思ってンのか?」
こういう奴らは勝手に言わせてればいい。俺に牙を向くようなら、徹底的に潰せばいい。ただそれだけのこと。
分かってるかもしれねーが、俺はイラだつと口調が変わる。
まぁ、癖みたいなモンだな。
「……まぁ、分かっていたけどな。……だけど、裕人。……これには続きがある」
「あン?」
龍が俺の耳元で少し呟いた。
「チッ……。メンドくせーことしやがるな」
「……丁度、バイクの方も完成している」
「アイツらも呼べ。久々に全員で行くぞ」
「……了解」
龍はそう言うと携帯を取り出して、電話をかけ始めた。
この果たし状の送り主は帝毛工業高校の奴らからで、その帝毛工業はここから少し離れた所にある。
どうやら、自分たちのシマを広げるために近隣の学校を潰しているらしい。
そして、次がこのチーム:ヴァンパイアらしい。
この果たし状に応じなければ、大倉高校の生徒を1人ずつ病院送りにするとのこと。
…………こういうセコいことはムカつく。脅しとかどうでもいい。ムカついたから潰す。
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