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亘は追いかけるように
アタシの布団に入って来た。
咲『…邪魔…あっちいって』
亘『…本心?…ショック…』
咲『その言葉、その気持ち…相手の子供が言いたかったと思う!!子供は親を頼らなきゃ生きられないし、子供からしたら、親そのものが全てなんだょ?亘…アタシは母親だから、母親の立場で言うケド、まきサン最低だよ…亘はもっと最低!アタシが同じ事して尚が辛い思いしていると考えてごらん…いたたまれなくない?…』
亘『…考えてもみなかった…』
咲『その時の快楽だったり、楽しさゆえに、大事な事…人間としての心…忘れてる。恋をするなとは言わない。ただ彼女を本気で必要なら、順番守って…アタシもまきサンも子供達も傷つく。』
亘『…大事なものは、無くして気づくって本当だな…』
咲『小さい頃、教えられなかった?何でも順番…相手の気持ちになって考える…自分がされて嫌な事は絶対相手にもしない…って…』
亘『…ごめん…本当にごめん!!』
亘は天井を見上げて泣いている様子だった。
アタシは決して偉い事言えた人間じゃない…
亘に話す事で、自分で自分に問い掛けていた。
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