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亘を空虚だと思い始めて
一ヶ月が過ぎた頃。
ｱﾀｼの身体に異変が出始めた…
耳鳴り、動悸、目眩…。
何より生理が止まっていた。
自分は大丈夫だと言い聞かせながら、騙し騙しに過ごしていた。
亘が休みの日。
空虚がｱﾀｼに近付いてきた記憶を最後に倒れた。
病院に運ばれて、目を覚ました時には簡易ベットの上で点滴が繋がられていた。
静かに点滴の落ちる滴を見つめる。
横には亘と尚…
尚と目が合った瞬間
大粒の涙がこぼれ落ちた。
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