壊れかけのHeart

空虚

ｱﾀｼは一人になり
ただ時間が過ぎてゆく…

点滴が終わり、ﾅｰｽｺｰﾙを押す。

看護士さんは、すぐに来て処置をしてくれた。

看護士『大丈夫ですか？ご気分は悪くないですか？これから主治医が内診しますからお待ち下さいね！』

咲『はぃ。』

間もなくして医者が来た。

主治医『大丈夫ですか？ご主人から倒れた時の話を少しお伺いしたのですが、良くわからいようでしたので…』

（ﾜｶﾙﾊｽﾞﾅｲ…ｱﾀｼﾉｺﾄﾅﾝﾃ…）

咲『自分でも良くわからないんです。最近動悸…ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ……』

主治医『そぅでしたか…今日みた感じですと、ﾊﾟﾆｯｸ障害ですね…最近何かご自身の変化や環境の変化などありませんか？』

（空虚ｶﾞｶﾜｯﾀ…（笑））

心の中で思いながら笑ってしまった。

主治医はさぞかし気持ち悪かっただろう…

ストレスと疲れを溜めない事などを言われ、薬をいくつか出されて帰宅する事になった。